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家づくりコラム

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COLUMN


カジワラホーム(株)ProeasがSE構法を採用した理由

空間へ追及と命を守る安全性を両立する。カジワラホームが導き出した「SE構法」という確信

住宅デザインの変遷と、現代のお施主様が抱く「理想の住まい」

近年、日本の家づくりは大きな転換期を迎えています。かつての住宅選びは、部屋数や間取りの効率性が重視される傾向にありました。
しかし、SNSの普及によって誰もが洗練された住まいの実例に気軽に触れられるようになった現代において、お施主様が抱く「理想の住まい」の基準は劇的に変化しています。
SNSを飾るのは、単に部屋が片付いているといった次元を超えた、圧倒的な開放感を備えた空間です。
 

 
見上げるほどに高く家族の気配を感じられる「吹き抜け」、仕切りのない広々とした「大空間のLDK」、室内と外が違和感なく繋がる壁一面の「大開口窓」、そして愛車を身近に感じる「ビルトインガレージ」。
こうした、光と風を存分に採り込み、視線が伸びやかに抜けていくデザインは、現代の家づくりにおいて多くの家族が「叶えたい憧れの暮らし」そのものとなっています。
しかし、こうした開放的なデザインを現実のものにしようとするとき、住宅の設計者は、ある決定的な壁にぶつかることになります。それこそが、日本の家づくりにおいて避けて通ることのできない、建物の「耐震性・安全性」という命題です。
 

在来工法が抱える限界と、デザインの裏に潜むリスク

日本で建てられる木造住宅の多くは、古くから伝わる「木造軸組工法(在来工法)」によって建築されています。柱と梁を組み合わせ、筋交いや合板を用いた「耐力壁」によって地震の揺れに耐えるこの工法は、日本の気候風土に適しており、現在でも広く一般的に採用されています。
しかし、先述したような「現代的な大空間」や「大開口窓」を在来工法で実現しようとすると、構造上の重大な矛盾が生じてしまいます。在来工法において耐震性を高めるためには、適切な位置に適切な量の「壁(耐力壁)」を配置することが絶対条件となるからです。
つまり、「壁をなくして広大なリビングを作りたい」「壁一面を大きな窓にしたい」という要望は、在来工法においては「地震に耐えるための壁を減らす」行為に他なりません。もし、十分な補強を行わずに無理な大空間を作ってしまえば、建物の強度は著しく低下し、万が一の大地震の際に倒壊・崩壊するリスクを跳ね上げてしまいます。
理想のデザインを追い求めるあまり、住まいの最も根本的な役割である「家族の命を守る」という安全性を犠牲にしてしまう――これでは本末転倒です。
多くの場合、工務店はお施主様のデザインへのこだわりと技術的な限界の間で板挟みになり、最終的には「構造上、ここに柱や壁を入れなければなりません」と、夢を諦めさせるような妥協案を提示せざるを得ないのが、これまでの木造住宅の現実でした。
 

カジワラホーム(株)Proeasの信念――「理想のために安全を犠牲にしない」

愛媛県四国中央市を中心に、地域に根差した家づくりを続けてきたカジワラホームは、この「デザインと安全性のジレンマ」に対して、明確な姿勢を打ち出しています。
私たちが家づくりで最も重視するのは、「家族が永く住み続けられる『安心・安全』」です。私たちは、理想の暮らしのために安全を犠牲にすべきではないと考えます。
家は、引き渡した瞬間がゴールではありません。そこから何十年もの間、家族が日常を営み、成長していくための舞台です。そして、その長い歳月の間には、いつ巨大な災害が襲ってくるか分かりません。特に四国地方は、近い将来に発生が懸念されている南海トラフ巨大地震のリスクと隣り合わせの地域です。
「お施主様の夢を叶えたい」という強い想いがある一方で、「万が一の災害時に、お客様の命を脅かすような家は絶対に建ててはならない」というプロとしての義務感を私たちは持っています。
「空間デザイン」か「安全性」か、どちらか一方を妥協するのではなく、双方を100%のクオリティで両立させるための答えを模索し続けた結果、カジワラホームが辿り着いた唯一無二の最適解が、木造ラーメン構造の「SE構法」だったのです。
 

 

SE構法とは何か――木造の優しさと鉄骨造の強さを融合したイノベーション

カジワラホーム(株)のProeasが標準採用している「SE構法」とは、鉄骨造やRC(鉄筋コンクリート)造の持つ強靭な構造特性を、木造住宅に応用した先進の建築技術です。
従来の在来工法では、柱と梁の接合部に穴あけ加工を施すため、木材の断面が削られて構造上の弱点になりやすいという欠点がありました。これに対し、SE構法は以下の革新的な技術によって、木造の常識を覆しました。
構造用集成材の使用厳格な品質管理のもとで製造され、強度や含水率が科学的に測定された高強度な「構造用集成材」を使用。木材特有の反りや品質のバラつきを排除し、骨組み全体の強度を正確にコントロールします。
SE金物による接合独自開発の特殊な「SE金物」と高強度ボルトで柱と梁を直接緊結。木材の切り欠き量を最小限に抑えつつ、鉄骨造並みの強固な接合部を作り上げます。
木造での「ラーメン構造」の実現柱と梁が一体化して変形しにくい強固な枠組みを作る「ラーメン構造」を木造で実現。建物全体が強力なフレームで支えられるため、地震に耐えるために部屋の中に細かく壁や柱を立てる必要がなくなります。
この構造があるからこそ、私たちは安全性を完璧に担保したまま、在来工法では不可能だった「柱のない大空間」や「壁一面のガラス窓」を自由自在に設計できるようになったのです。

 

勘に頼らない家づくり――全棟「構造計算」という科学的根拠

SE構法がもたらす最大の価値は、単に「金物が強いから安心」という感覚的なものではありません。すべての建物において「科学的根拠(エビデンス)」に基づいた安全性が証明されている点にあります。
カジワラホーム(株)では、SE構法に限らず在来木造においても、建築するすべての住宅で「全棟での構造計算(許容応力度等計算)」を徹底しています。
実は、現在の日本の建築基準法では、一般的な2階建て以下の木造住宅において、専門的な「構造計算」の提出は義務付けられていません。多くの場合は簡易的な計算だけで済まされており、悪く言えば、多くの木造住宅は設計士の経験や勘に頼って強度が決められているのが実態です。
しかし、私たちはお客様の大切な命を預かる家だからこそ、一棟一棟、実際にその家が建つ場所の条件や間取りに合わせて、詳細なシミュレーションを行います。建物自体の重さ、家具の重量、冬の積雪、台風の風圧、そして地震発生時の激しいエネルギー。これらの荷重が加わった際、柱や梁の1つひとつがどこまで耐えられるかを科学的に検証し、安全基準をクリアしていることを確認してから着工します。
「おそらく大丈夫だろう」という経験則ではなく、「大地震が来ても絶対に倒壊しない」という数値をデータとして提示する。この誠実で徹底した科学的なアプローチがあるからこそ、お施主様は私たちの描く開放的なデザインを、心から信頼して託すことができるのです。
 

後から変えられない「構造体」だからこそ、一切の妥協を許さない

住宅づくりにおいて、内装や設備、外壁などは、10年後や20年後のライフステージの変化や予算に合わせてリフォームが可能です。しかし、建物の基礎や、壁の中に隠れてしまう柱・梁といった「構造体(骨組み)」だけは、後からやり直すことが事実上不可能です。
カジワラホームが、目に見える華やかなインテリア以上に、この「構造」という部分にこだわり、SE構法という選択をした理由はここにあります。
「後から変えることのできない構造体だからこそ、妥協のない強さで大切な家族を守ります。」
このコンセプト通り、彼らは家づくりの本質を見失いません。何十年先も変わらない確かな安心というベースがあるからこそ、その上で展開される吹き抜けの心地よさや、大開口から差し込む美しい光が、真の意味で家族を幸せにする価値へと昇華するのです。骨組みが脆弱なままの見せかけのデザインは砂上の楼閣に過ぎません。Proeasの家は、SE構法という「最強の骨組み」という裏付けがあるからこそ、何年経っても色褪せない自由な空間であり続けます。
 

カジワラホームが目指す、これからの「永く暮らせる家」

Proeasが掲げる家づくりのテーマは、一貫して「永く暮らせる家づくり」です。時代と共に家族のカタチやライフスタイルは変わっていきます。SE構法がもたらす「柱や壁の少ない大空間」は、将来の間取り変更の自由度も飛躍的に高めます。構造体が頑強であるため、将来的に子供部屋を新設したり、壁を取り払ったりするリフォームが、建物の強度を一切落とすことなく容易に行えるのです。
デザインの妥協を排し、住まう人の夢を最大限に叶えること。そして、巨大な自然災害から家族の命を絶対的に守り抜くこと。カジワラホームがSE構法を選んだ理由は、この2つの理想をどちらも100%の完成度で実現し、お客様へ「永く続く幸福」を提供するためです。
彼らの選択は、単なる建築技術の採用という枠に留まりません。それは、この地でこれからの未来を生きる家族に対する、私たちの深い愛情と、誠実な「約束」の証なのです。
 

カジワラホーム株式会社
代表取締役 梶原 久夫

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愛媛県四国中央市妻鳥町1210-1

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